文様は世界を巡る

  • 2019.06.02 Sunday
  • 18:04

JUGEMテーマ:着物日和

 

 

6月(水無月)

 

蒸し暑い梅雨の季節が、今年は早く来そうな予感。

 

 

梅雨時に清涼感のある文様は、やはり「立涌」。

相対した2本の波状曲線が、立ち上がるように伸びています。

飛鳥・奈良時代に入った唐風文化の影響を受け

平安時代には、純和風にカスタマイズされました。

格式ある有職文様のひとつではありますが、

現代では、衣類・食器・小物など、

一般的にも多用されている文様ですね。

 

 

 

たてわく・たちわき・たちわく

どう呼んでも正解です。

時々、「たてわき文様」なんておっしゃる方もあり。?

 

ところで、

この中国唐文化の影響を受けた「立涌文様」を見て

いつも連想するのは、この画像。

 

 

 

アメリカ最古の美しい街、

サンタフェが、一躍有名になりましたね。

そう!あの有名な写真集の表紙になったこれ。

こちらもモダンな立涌文様

 

17世紀初頭に、

この地を統治していたスペインがもたらした文化のようです。

 

そのスペインと言えば、

アラベスク模様のタイルで有名。

(白い部分をずっと見ていると、まさに「立涌柄」)

 

 

実は、この模様、

スペインが発祥の地ではありません。

 

8世紀頃、北アフリカのイスラム教徒が移住してきた時に

持ち込まれたペルシャ文化の一部らしいです。

 

 

世界を席巻した

ペルシャの建築、絨毯、美術品の数々。

 

 

        

 中国唐の時代に交易を始めたイスラム諸国の文化は、

飛鳥・奈良時代にはすでに日本にも入ってきました。

正倉院の宝庫には、日本だけではなく、

唐やペルシャからの輸入品も膨大な量にのぼるとか。

 

 

 

先日の、天皇陛下御即位の際に着用された装束を

彷彿とさせるこちらは、「雲立涌」文様。

 

 

日本古来からあるこの文様の起源は、

実は、ペルシャだったのかもしれませんね。

 

 

中国〜ヨーロッパ〜アメリカ〜日本

 

世界は、立涌文様で繋がっていました。

 

 

及川富美子のホームページは、こちらから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< November 2019 >>

selected entries

categories

archives

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM